救いの手を求めてみる

こんばんは。

以前も書きましたが、私の実父は現在介護の手や看護の手を借りています。

でも、初めは母が本当に困っていたんです。

 

 

病院へは、毎週リハビリや循環器科、耳鼻科や内科など、どこかの科へ訪れています。

それでも不安なのです。

心筋梗塞や脳梗塞を経験している父は血液が固まらないようにワルファリンを飲んでいます。

なので、深夜に鼻血を出せば血が止まらない。

大体、急に調子が悪くなるのは、深夜や早朝、休日が多い。

胸が苦しいから横になって寝ることができず、いつも座った状態で寝なければならない。

そうは言っても素人の母や私がお風呂に入れるのは一苦労どころかとっても危険。
でも、きっとこういったことで困ってるお家って、今や家だけじゃないですよね。

 

 

これから私たちの世代は、親や義理の両親を支えていかなければならない。

もしかしたら相方だってこうして支えていかなければならない時が来る。

でも、何をどうやって支えたらいいのか、そういう情報をどこから引き出してきたらいいのかもわからない。

 

家の母はそんな感じでした。

 

 

私はたまたま、義理の父を介護する義母を、結婚して10年、ずっと見てきました。

そしてそこで得た知識を、今は母と共有しています。

 

 

例えば、それぞれの地域には「地域包括支援センター」というものがあって、困っていることをケアマネージャーさんに相談することができるということ。

 

それがどこにあるのかもわからない人は、市役所などの高齢者福祉課に相談に行ってみるのもいいということ。

 

我が家は、そこで出会ったケアマネージャーさんに、本当に助けられました。

 

 

これまで知識がなく、座布団をたくさん背中に当てて寝たり、着物の紐で枕がずり落ちないように固定したりしていたことは、介護用品の力を借りることでとても楽になりました。

そして訪問看護という形で、お風呂にも看護師さんに入れてもらえるようになったおかげで、お尻の床ずれが良くなり、以前のようにお風呂場ですっ転んで、出血がとまらなくなるという事故の心配も減りました。
そして、24時間何か様子がおかしい時に、救急車を呼ぶべきか、朝まで我慢すべきか、娘の私に連絡して起こそうか、このままひとりで頑張るべきか、という不安は、24時間連絡相談OKという看護サービスのおかげで、電話相談がいつでもできることになりました。

 

 

そうなんです。

 

 

父はお医者さんが支えてくれますが、介護する、母を支えることこそが、とても大切なんですよね。

母は、そういう情報を得る場所をあまり持っていませんでした。

 

 

きっとそんな方、普通にたくさんいませんか?

 

 

きっと調べれば、もっといい情報や正しいお願いの順序などはあるかもしれません。

でも、そういった情報がなくて困っている方がいるんだとすれば、是非、ひとりで悩まずに、誰かに相談してみてほしいと思うのです。

そしてもし、相談することができる方がいない人は、きっと市役所や地域包括支援センターでも、相談にのってくれると思います!

 

 

まずはどうか救いの手を、誰かに求めてみてください。

 

 

介護や看護が、誰かひとりの肩にのしかからないことを願って。