月別アーカイブ: 2016年9月

亡くなられてもなお、届けられるもの

こんばんは。

昨日少し書きました、先週お見えになられた福島からのお客様のお話を、今日は書きたいと思います。

 

 

数ヶ月前になりますでしょうか、お客様からオーダーを頂きましてNijiiro Lampは
「メモリアルステージ」という商品をお作りさせていただきました。

その時にSNSでご紹介したのはこちら。

 

 

こちらのステンドグラスパネルの前に、ご主人様のお写真と遺影を置かれたいとのことでお作りさせて頂きしました。

 

 

実はこの時の投稿を見てくださっていたのが、今回お越しくださいましたお客様の娘さん。

 

 

お父さまと「こんなのも素敵だね〜」って、お話してくださったそうです。

実は奥様を亡くされて、いつも目の届くところにお写真を飾られていたのだとか。

その後、何カ月かが経ち、娘さんのところへお父さまからご連絡があったそうです。

 

 

「あのステンドグラスはどうなった?

そろそろできあがるかね?」

 

 

「えっ?ええっー‼︎」

 

 

 

というわけで、娘さん、慌てて北名古屋市から、瀬戸市のNijiiro Lamp工房へとはるばる

ご相談に来てくださいました。

 

 

 

そこでNijiiro Lampからお客様に、お伝えしたことをいくつかご紹介しますね。

 

・ご希望のサイズでお作りすることができます

・お好みのお色でお作りすることができます

・折り畳んでしまえるようになさりたいですか?それとも安定感があり、見栄えもする長めの扉タイプがいいですか?

・奥様はどんなお色が好きでしたか?

・予算はお決まりですか?

ステンドグラスのパーツの数やガラスの種類を調整することで、ご予算に応じてお作りすることもできます

 

 

 

そんなことをお話しながら、お父様のご希望も伺い、一度帰られて、お父さまともう一度ご相談頂くことになりました。

 

 

 

それからすぐにご連絡を頂きまして、なんと、お父さまが直接、ガラスを見て選んだり、要望を伝えたいと、

福島から来てくださることになりました。

 

 

 

ご相談のお日にちが来るまで、私の方でもお客様にできるだけイメージをつかんでいただけるように、

いくつかサンプルをご用意しました。

こちらは、11月開催の「らくだう Nijiiro Lamp 展示販売会」でも展示予定です。

 

 

 

お父さまのお話を伺う中で、奥様が亡くなられてもなお、心から奥様のことを大切にされているお父さまのお気持ちが伝わり、とても温かい気持ちになりました。

そんな風に大切にして貰える奥様って、どんな方だったんだろうなぁと、お会いしたことのない私にも、想いを馳せる気持ちにさせてくれたお父さま。

とても素敵なお仕事に携わらせて頂けることに心から感謝しています。

 

 

大変充実したお時間を頂きまして、写真はお帰りになられてからのコレのみ(笑)

毎日、お父さまが「おはよう」と奥様に話しかけられた時、奥様が笑い返してくれるような、

奥様の雰囲気を大切にしたメモリアルステージを、お作りさせて頂きます。

 
また、オーダー頂きましたメモリアルステージができあがりましたら、こちらでもご紹介させて頂きますね!

お父さま、そして素敵な出会いを下さった娘さんのKさま、この度は素敵なご縁をあいがとうございました。


工房見学!

こんばんは。

ここのところ珍しく(笑)、Nijiiro Lamp工房へ、お客様が足をお運び頂く機会が増えております。

 

 

秋ですね〜!

今年もステンドグラスのシーズンが、やって来ました!

 

 

先日は、福島から。(このお話は後日詳しく)

 

 

運動会の土曜日は帰宅後、気の緩んだ瞬間に突然のお客様で、気が大変引き締まりました(笑)
そして今日は、一般社団法人「仕事ノアル暮らし」からの工房見学のお客様でした。

 

 

「モノづくりの現場の様子を見てみたい」

「作家活動の疑問を色々聞いてみたい」

 

 

ということで、特別に。

まずはオーダー制作の様子から見ていただきました。

 

 

ほんのちょっとだけガラスを削る体験もしていただきました。

 

 

そして最後は、色々な質問にお応えさせて頂きました。
作家活動って、「お家でゆっくり、好きな時間に好きなものを作って…」

 

なんて、そんなゆる〜いとこだけ伝えるのは、やっぱり私らしくないかなと思い、色々厳しいこともお伝えしたかもしれません。

 

 

でももし、そんな活動を続けて行きたいと思っている人には、思いっきりチャレンジして、そして気長にコツコツ、地道にコツコツを続けていってほしいなぁと思います。
そんなこんなの小一時間。

 

 

最後には「おもしろかった!」「いいお話が聞けてよかったぁ」と言って頂きました。
Nijiiro Lamp がここにあることで、どなたかの何かにお役に立てたなら、嬉しいです。