こんばんは。
先日、ホームパーティー用に長男がアジのから揚げを作って以来、
二男は自分も何か作りたくて仕方がないようです。
それもただ作るだけではなく、ホームパーティーなどに持って行って
みんなに食べてもらいたいらしいのです。
そこで、それ以来、週に1回小学校から借りて来る児童図書が
これです。
バニラアイスクリームです。
決めては、30分でできると書いてあったところと、混ぜるだけで
簡単にできそうだと思ったようです。
そこで二男はまず、材料があるかなど、色々母に質問を
してきました。
「砂糖はある?生クリームある?これは何?これいくらするの?
mlって何?…」
そして、ないと言ったものを買って来るように頼まれました。
日曜9時半、上靴も洗って宿題も終わって、いよいよ待ちに待った
アイスクリーム作りの時間です。
「母ちゃん、もう始めてもいい?」と二男。
「どうぞ。」と母。
始まったはいいけど、全く手伝う気のない母は、何も用意をしない。
二男は、ちょっと動転したのか、全ていいかどうかを母に確認してくる。
「ねぇ、母ちゃんいい?」
「これ、いい?」
「あれ、いい?」
母、「今日は二男が自分で本を読んで、自分の好きなように
やればいいよ。
いちいち、あれがダメとか、これがダメとか言わないからさ、
読めない漢字があったり、出してほしいモノがあったら、言えば
出してあげるから、自分が思ったようにやってごらんよ。」
たぶん、二男は期待してたと思うんです。
誰かが手伝ってくれるって。
そしたら、予想外に母ちゃんには突き離され、長男は
自分のやりたいことをやっていて、今日は手伝う気がないらしい。
すると、急に不安でたまらなくなる二男。
ちょっと、うなだれつつ、「別にやりたくないならやめれば」と
母ちゃんに横やりを入れられると、なぜかやめたくなくなる二男。
すると、しばらくしてもう一度本を読んで卵を持って来ました。
「母ちゃん、黄身だけ取り出すって、どうやってやるの?」
母、「じゃあ1コだけやるからよく見ててね。もう1コは、今度は
二男がやってね。」
と黄身の取りだし方を見せました。
すると今度は二男がチャレンジ。
お次は、鍋に砂糖の残りと牛乳を入れて火にかける…。
あー!!
火にかけずに混ぜちゃった!
って、母は思ったけれど、”まぁ砂糖がジャリジャリするぐらい
だからなんとかなるか”っとそのまま見過ごそうとしたその時!
二男、間違いに気付き撃沈



「あ~、もうだめだ~ 



せっかくここまでやったのに~
」

と半泣き、そして挫折、ソファーでくじけ、そしていじける… 

母、「まぁ、別に変なもん入れてないからそのまま作っても、
食べられると思うよ。」
と声はかけてみたものの、後は放っておくことにしました。
15分後、二男がだいぶ気持ちの整理が付いてきた頃、
長男が様子を覗きにやってきました。
「できたー?何?どれがわからんや?」
すると二男復活!
「お兄ちゃん、これが意味わからんもん…。」といって、
二人で本に向いだす。
すると長男、この日は別にやりたいことがあるようで、
ちょっとだけ覗いたらまたどこかへ行ってしまいました。
しかしここからの二男は違いました!
散々落ち込んで、いじけて、泣いたので、スッキリしたのか、
決めたのか、しっかりアイスクリームと向き合います。
ガブッ!!
めちゃくちゃおいしい!
だけど、この日は用事で帰宅が遅かったので、実食は翌日の
デザートに食べることになりました。
さてさて、翌日の夕食後のデザートは、もちろん二男お手製の
アイスクリーム!
そしていろいろあって、苦戦したけど、最高の笑顔、出ました!
「おいしい~!また、作りたい!!」と二男。
実は、砂糖がジャリジャリしたり、ちょっと分離したり
してたけれど、これは本当においしかったです。
二男にとっても、母にとっても忘れられない素敵な思い出に
なりました。
二男、また作ってね~ 
