私にできること

こんばんは。

今日は義理のお父さんの緩和ケアのカンファレンスに

参加してきました。

カンファレンス室には、お医者さんが数名、看護士さん、

ケアマネージャーさん、介護福祉士さん、歯科衛生士さん、

言語聴覚士さん、これからお世話になる往診のお医者さんと

訪問看護士さん、そしてパナソニック(介護用品担当)さんと、

総勢15名ほどの方がみえました。

みなさんがチームとなってお父さんのこれからのことを引き継ぎ、

そしてお母さんの不安や負担を軽減する方法を一緒に考えてくれる、

そういう場でした。

本当に、みなさん親身になって考えてくれて、不安なお母さんに

温かい言葉をかけてくれて、私は病院というものの見方が

少し変わりました。

もちろん、これまでにも病院や看護士さん、その周りの人にもたくさん

助けられてきましたが、一人の患者のために、これだけの人が

集まって、これだけしっかり話し合って、患者の家族を手助け

してくれるなんて、感謝という言葉では足らないほど

ありがたいです。

そして今日、退院日が決まり、これから自宅で緩和ケアを

していくことが決まりました。

私は実は三男坊の嫁です。

人見知りで、不器用で、気のきかない私は、これまでほとんど

お父さんやお母さんの役に立つことができませんでした。

実家の父も身体が悪いことから、きっと義理のお母さんも

私に遠慮し、旦那さんも気を使って、私にあまりお願い事を

しませんでした。

でも、今日このカンファレンスに参加させていただいて、お母さん

の不安な気持ちや希望を聞いて、私でも出来ることがあれば

精一杯お手伝いさせていただきたいなと思いました。

そこで、まずは今日は夕食の時に、家族会議を開きました。

おチビちゃんたちも小っちゃくたって家族です。

家族みんなで、今一番大事にしたいことを共有することにしました。

その中で、ひとり一人が自分でできることをしよう。

母ちゃんと父ちゃんは、仕事もがんばる。

おじいちゃんとおばあちゃんのお手伝いもする。

だから、長男と二男は母ちゃんや父ちゃんが見ていなくても、

ちゃんと自分のことをしっかりやる。

そう家族みんなで確認をしました。

これからしばらくは、商品を作るペースが少しゆっくりに

なるかもしれません。

でも、これまで通り、心を込めて商品を作ることに変わりは

ありません。

ステンドグラス教室も、これまで通り手を抜かず、みなさんに

喜んでいただける教室作りに励んでいきます。

女性はみんな、誰もが表に出さなくても、子育てや介護、

家族の問題など、何かしらときっと抱えているものがあると思います。

でもそれを理由に、その時やりたいことを先延ばしにしたら、

きっとモヤモヤ、ぐるぐる、色んな想いが残るように思うんです。

だから、私は家族がどんな時でも進み続けたいと思うし、

やりたいことはやり遂げようと思っています。

そして、義理のお母さんにも、今やりたいことを諦めずに

やってほしいと願っています。

もしかしたら、私が全部を諦めないことで、誰かに迷惑を

かけることがあるかもしれません。

でも、そんなことを許しあえる社会にしていくためにも、

私は全部をしっかり受け止めて、前を向いて歩んでいきたいと

思います。

人にやさしい社会、きっと叶いますね。

今日はそう思える人にたくさん出逢えた一日でした。

ありがとうございました。


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