こんばんは。
昨日は、友人が企画した映画とパネルトークを観てきました。
みなさんはもう、知っていますか?
「みんなの学校」という映画を。
全国各地でも今上映されたり、この映画の舞台となった「大空小学校」の初代校長先生、木村泰子先生の講演が、開催されているそうです。
私は実は「きっとこんな感じだろう」と予想して行ったのですが、もうそんな予想、思いっきりぶちのめされて、涙ボロボロ、もう感動の嵐でした。
私、実は元公立保育園で保育士をしていました。
その間、私は「統合保育」の指定保育園にも勤めていたので、大空小学校のように、障がいのある子も、家庭や家族に色々な事情がある子もたくさん通っていました。
その時の光景が、いくつも重なって、できていたこと、できていなかったこと、もっとこうすればよかった、といろんな想いが込み上げてきました。
子どもがね、自分を変えたいと心から思って、涙を流しながら、それを声にする場面があるんです。
子どもってみんな本当にピュアなんです。
何か上手くいかないことをしてしまうことって、誰だってあるでしょ。
でもその行動には必ず何か理由があるんです。
それにちゃんと耳を傾けていないのはオトナだし、オトナが決めた枠組みの中に、すべての子どもをあてはめて見ようとするのも私たちオトナなんですよね。
それを再び教えてくださった木村泰子先生は、本当に素敵な人でした。
本当に深い愛を持った人でした。
私も短大時代、保育を学んでいた時に木村先生のような深い愛を持った先生方に、出逢っていたことを思い出しました。
でも実際、保育士になって、現場で求められたことは、昨日木村先生が言っておられたこととは全く違うことでした。
いかに1人でクラスを回すか。
理想としていた保育士と、求められていること、できる保育士の意味は、全然違いました。
自分のクラスの子どもを守っていくために、保育士を続けていくために、強くなり、タフになり、泣かなくなり、ええ、もう、中堅のころは幼児100人一度に見ることはできるようになりました…。
でも、そんなの、本当に誰かのためになっていたのかな。
実は、このブログ、昨日書きだして、だんだん過激な保育園の暴露本になってしまったので、それは削除(笑)
私が本当に書きたかったことは、そんなんじゃないと書き直すことにしました。
木村先生、こんな先生に、もしあの時私が出逢っていたら、また全然違う人生を送っていたのかなぁ。
でも、今そんなこと考えたってしょうがない!
大事なのは、今私ができること。
これから私ができること。
人は特別な人間なんていない。
いや、みんなが特別な人間。
人が変わる理由は、出逢った人。
そしてその人の「愛」。
自分を変えてくれる人に出逢えないと悲観するよりは、これから自分が誰かを幸せにする「愛」を持てたらいいな。
みんなが愛を持って生き、愛を持って人と接したら、未来はきっとすごく素敵になると思う。
今日から私が始めるひとつのことがあるとするならば、私は「愛」を持って生きたい。
そう思いました。
「みんなの学校」まだ見ていない方は、是非、どこかで観られるといいと思います。
木村泰子先生は、映画の中以上に素敵な方でした。
もし、私がもう一度この映画を観る機会があるとしたら、今度は旦那さんや子どもたちにも絶対見せたいなと思います。