こんばんは。
夏休みの宿題、みなさんのお家では終わりましたか?!
我が家は、子どもの夏休みの課題にはあまり付き合いません。
しかし、今回、小5長男のポスターに、少しお付き合いしてみようかなと思いました。
実は長男、1学期にポスターの書き直しを3回命じられました。
本人はいたって真剣だったようで、普段8時半には寝る子が、10時過ぎまで「あ〜、眠いよ〜」と半泣き状態で描いていたことがありました。
しかしその翌日、「こんなんじゃダメって先生に言われた。再提出だって」と長男は帰ってきました。
確かに、彼のセンスは普通じゃない!
先生がそう言いたくなるのもわからないでもない。
きっと先生もセンスがどうのこうの言いたいわけではないと思うんです。
ただ、長男が描くその絵が、適当に手抜きして描いているように見えるんだと思うんです。
バックが濃い紫色の絵の具で、ポスターなのに字が小さくヒョロヒョロで薄く色鉛筆で描いてあったりする。
んー。
このポスター、何が伝えたいのか全然わからない。
でもね、本人が絵を描くことを楽しんでいるなら、それはそれでいいと思っていたんです。
人それぞれ、得意なことも不得意なこともあるし、どんなことにも楽しさを見つけることができれば、それは彼の強みになるだろうと思っていたからです。
そしてこの夏休み、宿題で最後に残ったのがやっぱりポスターでした。
で、長男は母ちゃんに先日こんなことを言ってきたんです。
「母ちゃん、◯◯ちゃんとかお母さんにポスター描いてもらったって言ってたし、母ちゃん描いてよ」
「そんなこと、母ちゃんがすると思う?」と尋ねると、”やっぱりな”といった感じで彼は消えていきました。
そしてその数日後、彼は作戦を練ったようでした。
絵の具が苦手だからと、ポスター募集の問い合わせ先に電話をして
「色鉛筆で塗ってもいいですか」と聞くそうです。
ただ、残念ながら只今お盆休み、ということで、問い合わせは後日することになりました。
で、母ちゃん少し考えて、今回だけは少し付き合ってみようかなと思いました。
それはなぜかというと、次男のリコーダーの練習を見ながら数年前の長男のことを思い出したからです。
2年前の冬休み、長男は初めからリコーダーなんて僕はできないと決めつけていました。
父ちゃんが「音楽なんてできなくても別にいい」と言っていたのも理由付けのひとつにしたのかもしれません。
その時の様子は過去ブログで↓
http://www.nijiiro-lamp.com/ochibicyan/1063/(リコーダーのお話)
http://www.nijiiro-lamp.com/ochibicyan/1620/(リコーダーのお話続編)
そんなことを思い出し、今回も絵を描く楽しさを長男に知って欲しいなと思ったんです。
まずは「ポスターってなんだと思う」という話をふたりで話しました。
そしたら「運動会とか、日にちとか時間とか、みんなに知ってもらうため?!」と長男は言いました。
「おお!スゴイじゃん。そうだね。じゃあ運動会って言ったら何思い出す?」と聞くと
お弁当
徒競走
つな引き
玉入れ
リレー
組体操
ソーラン
応援団
紅白ののぼり
開会式
閉会式…
と出てきた出てきた。
「その中で、どれか描きたいものある?」と聞くと
速攻答えたのが「お弁当!」。
「お弁当ね〜。いいじゃんイイじゃん。」
すると「あっ、やっぱりお弁当は細くて難しいから、玉入れにする。」と言う。
そこから「じゃあ玉入れの場面には何が出てくる?どんな場面が描きたい?」と聞くと
「あっ、玉に運動会って書こうかな!」とか色々アイデアが出てくる出てくる。
問題は人間だ。
実はこのポスターを描く前に母ちゃんを書いてみてと言って書いてくれたのがこれだ!
で、母ちゃんと笑いながら話す。
「母ちゃんの肩はどこよ?
首から足の先まで繋がった服、着てなくない?
母ちゃんの手はどこから出てると思う?」
質問攻めのようだけど、ふたりで会話のキャッチボールをしながらのお絵描きはなかなか楽しい。
そしてたくさん話した後に描いた母ちゃんがこちら。
なかなか美人になってるやないの!
「わぁ!イイじゃんイイじゃん!!
靴も履かせてくれて、指まで描いてくれて、母ちゃん嬉しいわ!」
と言うと、長男照れ臭そうにその勢いでささっとポスターの構図を描き始めました。
そこから本番の下絵。
どんどんもっとこうしてみようかなとかアイデアも出てきてとても楽しそうでした。
そうそう!
母ちゃんは、絵を上手に描こうと思わなくてもいい!
でも絵を描くことを楽しんでくれたら嬉しいな ♪