ギャングエイジの長男!

おはようございます。

最近我が家では、長男について私と旦那さん、それぞれが悩んでいました。

3年生になった長男、なんだか2年生までとは何か違う。

何か違う…。

でも最近、何でも聞いたことに正直に答えてくれていた2年生の頃とは、

もう違うんだってことに気が付きました。

それがはっきりわかったのは、数週間前の朝、学校の準備が早くできて、

出発時間まで外で遊んでいた時のことです。

二男のボールが無いと、二男が庭や家の中を必死に探していたんです。

しかし、父ちゃんは聞いていました。

「はい、ボール!」と二男が長男にボールを渡していたのを。

そして、二男がお隣さんのお庭に探しに行こうとしたその時、長男が

「そっちは絶対ないから、絶対見に行くな!」と強い口調で言いました。

そこで父ちゃんはピンッ!ときたんです。

長男がお隣さんのお庭にボールを入れたんだと。

その後も必死にボールを探す二男を見ても、本当のことを言おうとしない長男。

黙って様子を見ていた父ちゃんの怒りは頂点に達しました。

初めは長男にゆっくり状況を聞く父ちゃん。

つじつまが合わなくても、本当のことを決して話そうとしない長男。

その矛盾点を突き、なんとか正直に謝らせようとする父ちゃん。

それにも負けず、絶対にやっていないと言い張る長男。

家事をしながら、その様子を遠巻きに黙って見ている母。

学校への出発時間が迫り、なんとかしてどうしても今、認めて謝らせようと

焦る父ちゃん。

こうなったら、意地でも認めない長男。

時間ギリギリ、「ちゃんと本当のことを言うまで学校は行かなくていい。

これが最後のチャンスだ。

今正直に謝ったら許してやる」と、迫る父ちゃん。

「ごめんなさい…。」と長男。

父ちゃん、「やってしまったことよりも、正直に本当のことを言わないことが、

いかん。

嘘をつくな、嘘を…。」

その後、おチビちゃん達二人はいつものように登校しました。

旦那さんは、「もう、長男がわからん…。

なんで絶対にわかるのに意地になって嘘をつくんだろう…。」と言い残し、

出勤して行きました。

”嘘をつくことは、悪いこと”

確かに、世間ではみんなが揃ってそんなふうに言います。

私はおチビちゃん達に小さい頃から言ってきました。

「自分のために嘘はつくな。人のためにつくあったかい嘘なら母ちゃんは許す。」

って。

今日の長男の嘘は自分のための嘘でした。

だからいつもなら許さない。

でも、今日は何か今までとは違うんだよな~。

長男に何か気持ちの変化があったのかな~ sao☆n--*

帰宅後、父ちゃんがその日は仕事でいなかったので、長男にゆっくり話を

聞いてみることにしました。

母、「今日の朝さぁ、なんでウソついちゃったの?」

長男、「えっ、だって本当のこと言ったら叱られるだけだし、だったら絶対うそ

つき通した方がイイに決まってるじゃん。」

母、「父ちゃんに叱られるから、うそついたの?」

うなずく長男。

母、「うそついた時の気持ちって、どんな気持ち?」

長男、「イヤな気持ち…。」

母、「じゃあ、今本当のことを言って謝った時の気持ちはどんな気持ちなの?」

長男、「スッキリした気持ち。」

母、「スッキリしたんだ。よかったぁ。じゃあ、これからどうしたらこういう時、

本当のことが言えるだろう。」

長男、「父ちゃんが怒らなければいい。」

母、「そうか…。父ちゃんは長男が好きだからうそをついてほしくないと思って

怒ったんだと思うけど、怒らないでほしいんだね。

うなずく長男。

母、「じゃあ、父ちゃんに怒らないで話を聞いてくれるように母ちゃんからも

頼んでみるから、長男も自分で父ちゃんにそう言ってね。」

長男、「うん、分かった。」

長男の言動の変化は、その後も1カ月ほど続き、私も旦那さんも色々

悩み、考えました。

私は少しずつ、なんとなくわかってきました。

長男は成長してるんだってこと。

自分を繕って、自分を守ろうとしてる。

大人から見たら、カッコ悪いことだけど、彼には彼なりのカッコ良さや

カッコ悪さがあって、今は自分にとってカッコ悪い所は隠したい。

カッコよく思われたいと、少しずつではあるけれど、周りの目を気にするように

なっている。

それって、本当に全部悪いことなのかな。

嘘をついて、人に信用されなくなって、喧嘩して、叱られて、それで気付いていく

こともきっとあるよね。

小学校3年生の長男は、今そんな成長の真っただ中にいるんじゃないかな。

旦那さんは覚えていないと言うけれど、こんな時、いつも私は自分の子どもの頃の

ことを思い出します。

小学3年生の時、学校でのこと、全部父や母に話していたかな…。

話してないなぁ。

親が押し付けてくる気持ちよりも、友達からの目、イメージ、どんな風に思われる

かって、そんなことの方が大事だった気がする…。

上手くごまかしたいけど、上手くごまかせない。

上手く繕いたいけど、繕えない。

そうだ!

長男は去年よりも成長して、もうちょっと大人になろうと、もがいているだなぁ~、

きっと。

そう思うと、すごく気持ちが楽になりました。

私は物解りのいい母親ではありません。

だから、そんな長男の気持ちの変化や成長にも、その時その時悩んで、考えて

いくしかない!

女の子に消しゴムをもらったこと、悪いテストを親に見せずに隠していること、

ナフキンを裏返して使っている日があること、二男の新しいパンツを

履いていること 反省パンダ

知らないと思っているでしょう?

知っているのじゃ!    笑うフフフフフフ

でも、追求しないことにしました。

”長男はうそをつこうとしている”というよりも、もう親に全部は話したくないという

気持ちを持つようになってきているんだと思います。

それでも、大好きな1分スピーチを通じて、自分の話したいことは名一杯話す。

その中で知れる長男の出来事や気持ちもいっぱいあるし、時々先生が見かねて

テストにサインして持ってくるように指導された時には、”いつかはばれる”と

根性を据えるでしょう。

だから、今はこのまま、もう少し長男がもがいて大人になるまで、この

ギャング期を見守りたいと思います。

ギャングエイジ、負けないぞー  がんばるよ


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