こんばんは。
今日は先日、ブログでちょろっと書いた長男の初めての買い食い事件の
お話をしたいと思います。
ここ最近の長男は、いかに遊ぶ時間をたくさん作るかということに一生懸命です。
「ただいま~」と学校から帰ってくると、すぐにランドセルを置いて近所のグランドや
友達の家へ遊びに行きます。
「おやつは?どうするの?」
というと、遊ぶことに必死な時は「いらな~い」といっておやつには目もくれません。
しかしそんな夜は、さすがにがっつり夕食を食べます。
逆に、おやつを食べていないのに、夕食の減りが悪い時は、だいたいお友達の
お家で、たくさ~んおやつをいただいてきています。
こんな感じで、だいたい私は長男のおやつの様子を把握している、とこの日までは
思い込んでいました!
そんなある日、いつものようにおやつも食べずにグランドに遊びに行った長男。
ちゃんと門限までに一人で帰ってきて、夕食までに宿題とお風呂掃除を終え
食事の時間を迎えました。
なぜでしょう、我が家で何か事件がある日は必ず父ちゃんは仕事で留守!
この日も父ちゃんは仕事でいなかったので、母ちゃんの手抜きご飯でそんなに
おかずの量も多くないのに、長男の夕食の食べが悪い…。
今日はグランドに遊びに行ったから、おやつをよそのお家で出してもらった
わけではない。
ということは、誰かが持ってきたおやつをグランドでもらったのかな ? ? ?
なんて、母は勝手に想像を膨らませてみましたが、長男もなんとか夕食を
残さず食べきったので、想像したことは胸にしまっておくことにしました。
数時間後、いつも通りお風呂に入って就寝準備をしていると、私の携帯に
長男のママ友からメールが入りました。
内容はこんな感じ。
”今日グランドに行っった時に、みんなで決めてお金を持って行ったらしい。
近くにある酒屋さんでお菓子を買って、おごったりおごられたりもしたらしい。
それで、各家庭で厳しく叱られた子、軽く注意された子などなど各家庭で
様々な対応だけれど、とにかくこれからはみんなお金を持ってグランドに
行かないことになった。”
なるほどなるほど。。。
これは、一度長男にも直接話を聞かなければ。
ということで、もう我が家の就寝時間ではありましたが、長男を呼ぶことにしました。
不思議なものですね。
怒鳴ってもいない、まだ怒ってもいないのに、呼び出されただけで、彼の顔は
引きつっていました。
後ろめたい気持ちがあるんだな~
母ちゃん、「今日さ、グランド行く時にお金持って行った?」
長男、「えっ?!なんで?誰から聞いた?」
母ちゃん、「持ってったのか、持って行ってないのかを聞いてるんだけど」
長男、「持ってった…」
母ちゃん、「いくら持って行ったの?」
長男、「200円…」
そういえば、今月のお小遣いあげたばかりだったな~。
母ちゃん、「それで、そのお金どうしたの?」
長男、「お菓子買った…」
母ちゃん、「どこで?」
長男、「グランドの近くのお店」
母ちゃん、「それでそのお菓子はどうしたの?」
長男、「みんなで分けた…」
母ちゃん、「みんなもお金持って来たの?」
長男、「持ってきた子と、持ってきてない子がいる。」
母ちゃん、「今日は誰がグランドに集まったの?」
長男、「 〇〇くんと、〇〇くんと、〇〇くんと、〇〇くん…」
総勢7・8人、みんないつもの仲良し野球部だわっ!
母ちゃん、「みんないくら持って来たの?」
長男、「500円の子もいるし、100円の子もいるし、70円の子もいるし、
みんなバラバラ…」
母ちゃん、「誰が、お金持ってこよって言ったの?」
長男、「…。」
この質問、ちょっと意地悪だったかな~?
誰が言い出したのかということよりも、長男の性格を確かめたくてした
意地悪な質問でした。
でもやっぱり、長男は友達の名前は言いませんでした。
母ちゃん、「長男が言いだした?」
長男、「それは違う…。でも母ちゃんとかと買い物行く時は自分で買ってるし、
初めてだから悪いってわからなかったから…」
母ちゃん、「母ちゃん、悪いことってまだ言ってないけど。
自分のお小遣いで自分の欲しいモノを買うことは、別に悪いことじゃないと思うよ。
母ちゃんや父ちゃんがお使い頼むことだってあるかもしれないし、お店に入って
モノを買うことも悪いことじゃない。
でも、お小遣いは父ちゃんや母ちゃんが一生懸命働いたお金の中からあげている
ものだよね。
だから、そのお金で勝手におごったりおごられたりしてはいけない。
自分で汗かいて働いて、お給料もらえるようになってから、それはやることだと
母ちゃんは思うよ。
それに、お金を持ち歩いてお店に出たり入ったりしている子は、必ずどこかで
悪い人が見ていて、「あの子お金持ってぞ」っと思って「お金出せ」って言ったり、
悪いことに巻き込まれることもあると思う。
だから、長男がお小遣いを何に使うかは自由だけど、使い道が決まったら
母ちゃんか父ちゃんに教えてほしいな。」
長男、「うん、わかった。もう、持ってかない。今もう4円しかないし…。」
そして母ちゃんにはもう一つ、すっごく気になっていることがありました。
母ちゃん、「それで、何のお菓子を買ったの?」
長男、「ハイチュ―みたいなやつ3つ。」
母ちゃん、「ハイチュ―みたいなやつ、3つも食べたの?」
長男、「みんなで分けてね。」
母ちゃん、「で、そのゴミはどうしたの?」
長男、「お店のごみ箱に捨てたよ。」
母ちゃん、「ホ・ン・ト? 」
長男、「ホントだって」
母ちゃん、「母ちゃん、ゴミをグランドに捨てることだけはぜ~ったい
許さないからねぇ!
明日、二男保育園に送ってく時、落ちてたら掃除に連れて行くからね!!」
長男、「大丈夫だって、絶対ゴミ箱に捨てた!」
母ちゃん、「そう?じゃあ確認しとく!
それから、このことは明日自分で父ちゃんに話しておきなさいね。」
長男、「わかった。おやすみ~。」
”おやすみ~”と言っってる時の長男の顔は、なんだかホッとしたような
顔つきでした。
隠し事をする時って、やっぱり子どもも大人も辛いものなんですね。
子どもだ子どもだって思ってる間に、いつの間にか子どもは大人の想像を
越えて、思いっきりジャンプする時がありますよね。
たぶん、ジャンプしてる子ども自身もドキドキなんでしょうね。