こんにちは。
今日は新学期に必要な用具を買いに、家族で買い物に出かけました。
途中本屋さんに寄って、ひとつの出来事がありました。
今日はその経過を書きたいと思います。
1月から、お手伝いに伴い毎月、月初めにお小遣いをもらうことになった、
我が家のおチビちゃん達。
初めの3カ月は使い道が特になく、そのまま貯まり3月に二人ともまとめて
お菓子を買いました。
長男はその額なんと500円!
”なんて馬鹿な使い方を ”と母ちゃんは思いながらも、口に出したのは
一言の確認に留めました。
「いい、おやつは自分で買わなくても毎日母ちゃんから出してもらえるよ。
このお金全部お菓子に使ったら、本当に欲しいモノができた時に困らない?
全部お菓子に使っていいんだね?」
次男にはわかるはずもなく、長男も納得して全額お小遣いをお菓子に
投入しました。
お小遣いは自分の好きなものに使える約束だし、きっといつか気付く時が来る
と思い、その時はそのまま見守りました。
お菓子は3日以内には食べつくして、なくなりました。
先月末、旦那さんが帰ってきて、おチビちゃん達の今まで張りつめていたものが
たぶんプチンッと切れたのでしょう。
お小遣いもいらないから、お手伝いをしたくないとおチビちゃん達が言いました。
「了解!じゃあやらなくていいよ。その代わりお小遣いもなしね。」
「うん、イイよ」
お互い納得して、4月はお小遣いなし、お手伝いなしということになりました。
ここからは今日のお話です。
本屋さんに寄ったら、ものすごく欲しいウルトラマンのカードを長男が
見つけました。
そこからが長男の買って攻撃です。
「お小遣いあるの?ないならしょうがないね。
欲しいモノができたなら、そのためにがんばってお小遣いを貯めて
買ったら?また、連れてきてあげるから。」
そしたら長男が突飛押しもないことを言い出しました。
「ちょっと待って。じゃあ、お店の人に話してくるから。」
お店の人に話? ? ?
一体何の話?
私も旦那さんも顔を見合わせて ? ? ? がいっぱい。
「何を話してくるの?」
「このカード、お金が足りないからもう少し安くなりませんかって聞いてくる」
えっ!ビックリ
お仕事中の本屋さんには申し訳ありませんが、世間の厳しさもこの際
経験してちょ。
ということで、そのまま長男の行動を私と旦那さんは見守ることにしました。
長男は本屋さんじゅうを探し回って、定員さんを見つけ、1人で聞きに
行きました。
肩を落として帰ってくる長男。
「どうだった?」
「ごめんね…、それはできません。だって」
そりゃそうだ…。
本当に、どうしても欲しかったんでしょうね。
その後、長男は涙をポロポロ流して頼みだしました。
旦那さんは涙に弱い。
「買ってあげようか…」と。
しかし、ここで買ったら何もがんばらないで欲しいモノを手に入れるし、
ましてや泣いたら買ってもらえると思ってしまう。
人生そんなに甘くない!
ということで、断固として母ちゃんはNO!
買わずに帰り、車の中ではワンワン泣き出しました。
家に帰って、落ちついた長男。
今日からお風呂掃除やお手伝いをがんばってするから、またお小遣い
が欲しいと言い出しました。
そして早速風呂掃除を、率先してやり始めました。
そして、何か色々考えているようです。
そのカードを買うために、どれだけお手伝いをして、お小遣いを
貯めたら買えるか、いつ買えるか、色々計算し始めました。
そして、
「母ちゃん、長男もう絶対お小遣いでお菓子買わんで。
お菓子なんて、母ちゃんにもらえるもんで、何でもいいもん。
あ~あ…、なんであの時お菓子いっぱい買っちゃったんだろう。
あのとき買ってなければ、あと少しでカード買えたのに。」
先月お菓子を山盛り買った時には、どうしたことかと私も悩みましたが、
それがわかってくれるには必要な経験だったのかもしれません。
長男は失敗したって言ってるけれど、それに気付けたなら
きっといい経験ができたと母ちゃんは思っています。
大人だって、欲しいモノを買うために一生懸命働いて、そのお金を貯めて
欲しいモノを買っている。
どうしても欲しいと思っても、何も努力しなければ買えないか、諦めるか。
きっと、まだすぐには長男にそこまで理解することはできないと思います。
でもきっと、”母ちゃんには伝えたいことがある”ということだけは
ちゃんと伝わったんじゃないかな~。
な~んて、期待する母でした!