高学年男子、親のリアルな葛藤②

こんばんは。

先日の投稿で少し触れた、長男のこと。

この記事の下書き、実は1週間前に書きはじめ、何度も何度も書き直して、結局今夜投稿することにしてみました。

紆余曲折した文章、読みにくかったらごめんなさい!

 

長男はこの4月から6年生になります。
人ってみんな違うし、ダメなところもあれば、すごく得意なこともあるって、私は思ってきました。

ものすごく何かで活躍してる人だって、きっと苦手なこともあるだろうし、全てがうまくいってるように見える人だって、きっと見えない苦労を抱えている。

 

 

だから、ずっと「長男は長男でいい!」って思ってきました。
長男は、身体がめちゃんこ小さくて、体力もパワーもない。

だから背が低いことで親戚や友人に心配されたり、スポーツ面では色々苦戦してきました。

でもみんなと違う意見や考えを持っていて、それをこれまでは堂々と言うタイプで、何より畑仕事や釣り、魚が大好きで、時々「あれ?長男がいないぞ!」っていうと、隣のおばさんの畑仕事を1日手伝ってるような、おもしろい奴です。

 

 

そんな長男も、高学年になりました。

みんなとは違う考えを持つところや、あまり周りの空気を読むとか、流されないことから、担任の先生とも色々あり、友達ともこれまでのようには上手くいかなくなってきて、部活でも色々、色々あったようでした。

 

 

で、悩んだ結果、昨年秋に部活をやめる決断をしました。

ここのところのお話は、いつかもっと詳しくお話したいなって思っていますが、今はまだその時期ではないと思うので省略します。

 

 

その後も、長男の中で色んな選択をしたり、格闘したり、もがいているんだろうな、ということは、母親的に昨年度から感じることがあって。

母親として、何かできることはないかなって思った時、それは広い世界を見せてあげることかなと考えるようになりました。

 

 

例えば、年中から入っていた瀬戸ラグ(瀬戸ラグビースクール)は、個々のいいところをしっかり見て、認めてくれるコーチがいて、瀬戸以外にも名古屋や春日井、長久手など様々な地域からラグビーを楽しみたいという目的でみんなが来ているので、とてもさっぱりしています。

だから部活を辞めても、そこへ行きたいという長男の気持ちは尊重するようにしました。

 

 

この冬は「ルークの冒険」の三谷宏治さんのセミナーに連れて行ったら、学校では教わらない話にワクワク。

「また行きたい」と興味深々になりました。

 

 

先日参加した、豊田市で開催された貿易ゲームは、たくさんの大人に混じり、堂々と自分の意見を言い、交渉し、相当おもしろかったようでした。

 

 

こうして色々な所に長男を連れて行くようになり、高学年の長男の社会性を、母は見てしまったんです。

長男はシャイというか、人前で愛想良くするとか、そういうことがないんです。

母親の私からしたら、ムスッとしてるし、挨拶は蚊の鳴くような声だし、とても「おもしろかった」とか考えてるようには見えない態度で。

家に帰れば次男とレゴの剣を作るのにケンカば〜っかりしてるし。

最近、急激に自立度がアップしてきた次男が隣にいると、長男の幼稚さが、目に見えて目立つようになってきたんです。

 

 

そんなモヤモヤな感じが続いていた、母と父、そして長男。

 

 

そんな中、昨日は、久々におもしろそうな会に親子で参加することにしました。

「しゃべり尽くし場  キミチャレ×ツクルスクール」です。

 

 

キャリアコンサルタントで私が大好きな柴田朋子さんと、一尾塾やツクルスクールの校長先生の一尾茂疋さんが、教育についてしゃべり尽くすという企画。

 

 

その中で、ちょうど昨年度キミチャレの挑戦をした長男の話が出て、その時のことをズバーッと柴田さんや一尾さんの大人の想いを話してくれたんです。

ちなみにそのできごとはコレ↓

 

キミチャレ2015 その①

キミチャレ2015 その②

キミチャレ2015 その③

キミチャレ2015 その④

キミチャレ2015 その⑤

キミチャレ2015 その⑥

 

 

もちろん長男も真剣に聞いていました。

とにかくず~っと、ただただ黙って、ただただ聞いていました。

 

そこから長男は、話が変わっても、とにかくず~っと、 柴田さんと一尾さんの話を聞いている。

次男がそろそろ帰りたいと言っても、「もっと話聞きたい。」と言って、真剣に耳を傾けておりました。

 

 

帰り道、長男が久々に晴れやかな顔で、「気持ちが晴れた。」みたいなことを言ったんです。

柴田さんや一尾さんという、本気の想いを本音でズバズバ言う、それでいてめちゃくちゃ楽しそうに生きている大人が、きっととても魅力的に見えたんですね。

 

 

大人にもいろんな人がいて、いろんな考えの人がいて、そして、学校だけじゃなく、家だけじゃなく、色んな人が集まる場所があることに、長男が気付いた瞬間だったのかもしれません。

その後、長男は何かが吹っ切れたかのように、車の中でも家に帰ってからも、その日会った大人たちのことについて興味深々で聞いてきました。

 

 

なんか久々に長男のいい顔、見ました。
大人でも子どもでも、やっぱり何かきっかけが必要な時には人と会って話すのがいいのかもしれませんね。

 

 

親でも友達でも先生でもない、少し距離のある人の考えや言葉が、スーッて入る時があるんだな。
親は周りと比べて焦っちゃうけど、時期が来るまで待つことって大事ですね。

 

 

そして、私の勝手な不安を「長男が幼稚だ」と決めつけて、長男のせいにしようとしてたことも、大反省しました。

もっと長男のことをちゃんと信じよう。

そう思いました。

 

 

きっとこの先も、また色々あるとは思いますが、こうして大人が色んな考えを正直に言える場や、色々を乗り越えてきた先輩たちの存在や、支え合える人たちがいるってことを知れたことは、長男にとっても、私にとっても、本当に財産だなと思っています。
 
 
長男は新6年生、新たな気持ちでスタートできそうです。
昨日ご一緒くださったみなさま、そして柴田朋子さん、一尾さん本当にどうもありがとうございました。

 

 

 

昨日のこと、柴田さんや一尾さんがもっと素敵にまとめてくださっていますので、よかったら是非読んでみてくださいませ。

柴田朋子さんブログ→http://ameblo.jp/juno-career/entry-12146570526.html

一尾茂疋さんブログ→http://www.ichiojuku.com/?p=3419