長男の1年を振り返ってみた!≪小学4年編≫

こんばんは。

もうすぐ今年度も終わりですね。

最近年が過ぎ行くのが毎年早く感じます。

 

さて今日は、この1年の長男を振り返ってみたいと思います。

昨年度小3だった長男は、担任の先生に「二大巨頭」と言われ、何が二大巨頭かは

よく分かりませんが、たぶん、授業中よくしゃべり、よく廊下に立たされ、忘れ物が多く、

机もロッカーもぐっちゃぐちゃということから、その名がついたと思われます。

そんな長男は、通知表のA,B,C評定で1,2年生の時には見なかったCもいくつかもらうようになりました。

そう、長男はギャング期を思いっきり満喫中だったんですが、母ちゃんは長男が1年生の時に

”太っ腹母ちゃんになる!” と決めたので、

そんなギャング期もできる限り、長男が自分で考え、自分で選択できるように見守ってきました。

 

 

3年3学期、長男は何か考えがあったのか、廊下に立たされることもなくなり、色んな場面で態度が変わり始めました。

そして3学期の通知表をもらった後、長男は担任の先生の所へ行き、「3学期頑張ったのに、どうして通知表が上がらなかったのか」、

と自分で直接質問したそうです。

すると、「三学期は一年間のまとめだから、三学期だけがんばっても通知表は変わらない。」と先生に言われ、帰って来ました。

しかし長男は、先生の言葉を聞いて、「4年生は最初から頑張ろ。」と言ったのでした。

 

 

そして今年度、4年生が始まりました。
長男は、しょっぱなからすごい勢いで飛ばしました。
4年生の担任の先生は勉強を面白く取り組ませるのがとても上手でした。
”ベリーグッド賞”なるものをいくつか集めると、給食のおかわり優先権や席替え優先権などを手にすることができたらしいのです。
そんなことと、「4年生は最初から頑張ろ」と思っていた長男の思惑が重なり、スタートダッシュは本当にすごかった。
毎日宿題以外に漢字の書き取りを何ページも書いていることもありました。
がしかし、そんな姿がず~っと続くはずもなく、だんだんその勢いは減速していきました。
そして母は、これが外的要因というものの成果なのか、と知ることになるのでした。

 

しかし宿題は帰ってすぐやることもあったし、「もう学校でやった」と言ってる時もありました。
朝、地べたに座り込んでやってる時もありましたが、自分のペースで勉強は取り組んでいるんだなと母は感じていました。

そんな1学期を見守りながら、夏休み、母ちゃんは「親と子の伝える技術」の著者である三谷さんの講座を受けました。

そして4年生になってがんばっているけれどなかなか成績につながらない長男について、質問をしました。

「テストが悪かったとき、親はどうしたらいいのでしょう。」

 

 

 

そこで三谷さんから頂いた言葉をヒントに、我が家でも2学期からテストの後に簡単な反省会をすることにしました。

質問することは簡単です。

「今回のテストは長男にとってどうだった?」

「なぜこの問題は間違えたの?」

「これからその反省を生かすにはどうしたらいいの?」

この3つです。

 

すると長男はその質問に答えます。

「今回は全体に合格者も少ない中、クラスで2番だったから大満足だ。」とか、

「今回は度忘れして、知ってったのに書けなかったから悔しい。もうちょっとで思い出せたのに…。」とか、

「今回は、時間がなくて確かめができなかった。だから今度はもう少し早くやって、確かめをしたい」

などなど。

 

点数に関わらず、長男が満足していることは一緒に喜び、悔しかったところは長男自身がなぜその問題を間違えたのかを自分で考え、

これからどう行動するのかを自分で考えられるように、母は質問をしました。

 

そして2学期のことです。
算数の時間に、割り算のひっ算を理解しているグループと、ひっ算をまだ習得できていない子の、
二つのグループに分かれて授業を進めることになりました。
ここで長男はまだ習得できていない子のグループに配属されました。
長男、たぶんここでまた、何か考えることがあったのでしょう。

ひっ算を習得していないクラスで、一人どんどんプリントを終わらせ、先へ進みひっ算を理解しているクラスの子達と同じプリントにすぐに追いついたのです。

 

 

そしてその後のテストで、だんだん長男の勉強に対する考え方や態度が変化してきました。

漢字コンクール、計算コンクール、これは合格するまで落ちたら何回でも繰り返すという、学校が取り組んでいる学期末の試験のようなものですが、

それにどちらも1回目で合格。

クラスで数番目、あとちょっとで100点というところまでやってきました。

そしてその他のテストもなかなかいい調子に仕上がるようになってきたのです。

そして時々、テストの前になると「母ちゃん、漢字テストやって」と、長男から言いにくる姿もみられるようになりました。

 

 

そんな時です。

調子に乗ってきた3学期、事件はそんな時に起きました。

友達の宿題を写させてもらっていたのが、先生にバレたのです。

それもこれまでに3回写させてもらっていたらしい。

みっちり担任の先生に絞られ、連絡帳に母ちゃんからも何か書くようにと言われ、母ちゃんは「これからは何のために宿題をやるのか自分で考えて、行動してください。」と書きました。

 

 

長男は力を入れて勉強するものと、手を抜いて適当に片付けるものを区別するようにんなったんです。

まっ、母ちゃんはそんなことも長男の成長の一つなのかなと思いピーチクガーチク言わず、相変わらず見守っております。

 

 

そして、先日、そんな長男からステキなお知らせが届きました。

「母ちゃん、百人一首全部覚えて、2回合格して名人になったよ!」

なんでも、全部先生の前で覚えて言うことができたら、シールが1個もらえて、2回合格すると名人になるらしい。

クラスでもまだ数人しかいないらしいが、長男はその名人になったらしいのです。

 

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振り返れば「百人一首なんて覚えんでもええ。」と父ちゃんに言われた日もありました。

ちゃんとファイルを片付けてなくてワンコにプリントを食べられ、自分で手書きで作ったこともありました。

 

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ホント~にこの1年、壁にぶつかって立ち上がり、転んで自分で考え、何かに気付き、また立ち上がり、失敗し、挫折し、成功するという試行錯誤を繰り返してきた長男。

 

 

そして今年度最後に掴んだ”名人”は、長男が自分の力で何かを成し遂げるということを経験できた素晴らしい機会だったと思います。

母ちゃんは、そんな長男が、誇りであり、自慢の息子で、大好きです。

 

 

そんなわけで、昨夜は長男のリクエストにより、家族みんなで百人一首をすることになりました!

 

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詠み人の父ちゃんが、何度も読み間違えて長男に言い方を直されていました ( ̄▽ ̄)”

わかるよ、父ちゃん。

父ちゃんが悪いんでない!

きっと母ちゃんが詠んでも一緒だべ。

 

 

今年も1年、母ちゃんは長男の試行錯誤や意思決定と実行の繰り返しを見守ることができたでしょうか。

来年度も、長男の問題は長男自身に考えてもらって、親は見守りと共感、褒めるところを褒めて一緒に成長していけたらなと思います。

でもきっと、これからもまた何度も転んで壁にぶつかりたんこぶもこさえるでしょうね。

それでも、失敗をして痛みを感じた分だけ、きっと長男は大きな人間になれると母ちゃんは信じています。

長男君、今年度も母ちゃんにいろんな経験をさせてくれてどうもありがとう。

 

あんたのおかげで、母ちゃん毎日楽しいわっ!