長男の決断!

おはようございます。

今日も温かい一日になりそうですね。

さて、我が家にはちょうど1年前、部活をやめた長男がいます。

今日はそのお話の続編です。

長男は小学校2年生の時、仲のいい友達が野球部に

入ると聞いて、野球部に入りました。

野球部はすごくがんばっていたけれど、2年生で

やっと学校に慣れてきたところに部活が入り、だんだん

どんどん、色んなところに手抜きをするようになりました。

時には宿題ができなかったこともあるし、宿題をやったけれど

持って行かない時もある。

忘れ物も多くて、部屋もぐちゃぐちゃ。

まぁ、低学年の慣れの手抜きなんでしょうけれど、

それだけでなく生活に余裕がなくなって行くのが

わかりました。

なんとかがんばっている様子を見守りたいとも

思ったけれど、自由に遊ぶ時間の余裕もなく、とにかく日々

追われている姿を見て、ちょうど1年ほど前、家族会議を

開きました。

そしてその時相談した結果、自分のことができるようになるまで

部活は休部することになりました。

はじめは休部で届け出を出したのですが、だんだん長男の

心は変化していきました。

最初は”絶対にすぐに復帰してやる”って感じがみなぎっていた

長男ですが、いざ部活をやめてみると、なんだかホッとしている

様子。

久々に、自分の自由な時間とゆとりが持てて、自分がしたい

ことをやりたいようにやる、やんちゃクソなギャングへ

変貌していきました。

休部して1カ月、2カ月…。

母ちゃんと父ちゃんは長男が復帰したいと言ってくるまでは、

放っておこうと決めました。

それから長男は、「3年生は遊ぶ。4年生になったら

また部活に入る。」と言ったり、「もう部活には入らない」

と言ったり、この1年間、ず~と迷っている姿が

みうけられました。

迷っていることは知っていましたが、何を迷っているのかは

聞きませんでした。

そしてどちらかへ促すようなことも、しないようにしました。

やるのは自分。

だったら決めるのも自分だと思っていたからです。

悩むならとことん悩めばいいし、迷うなら迷えばいい。

その代わり、人のせいにしない。

「母ちゃんがあの時こうやって言ってくれてたら。」

「父ちゃんがあの時こうやって言ったから。」

そんなふうに言ってほしくない。

人のせいばかりにしてるとそのうち癖になる。

まぁ、親が何て言おうとそれを飛び越えられる強さを

もってほしいとも思うんですけど、今はまだその強さを

長男が持っていないこともわかっていたから…。

3年生、1学期、2学期。

生活態度や学習面でもギャング最高潮!

そんな長男が冬休みちょっと前位からでしょうか、

なんかちょっと違う わからない

生活に余裕もあるし、宿題をちゃちゃっと済ませ、翌日の

準備も言われる前にしている。

「どう?3学期は?」と聞く母に、

「うん、なんかイイ感じ!調子いいよ!!」と言う。

生活態度、もちろん満点ではないけれど、自分なりの

時間配分の中で、ちゃんと計画的に動いているのがわかる。

たとえば、朝も起きる時間には全然起きてこないけど、

ちゃっかりギリギリに起きてきてご飯を食べて、トイレを

済ませ、学校へ行く時間にはちゃんと間にあっている。

朝起きる時間というのは、親と余裕を持って支度ができる

ようにと決めた時間で、本人はギリギリ何時までなら布団で

粘っても、間に合うかということが、ちゃんとわかってる!

そんな長男が、先週意を決して言いました。

「野球部に入りたい。

でも、ラグビーも続けたいんだ。

だから、ラグビーの日は野球部休んでもいい?」

意外でビックリしました。

長男の頭の中では、色んなものが天秤に掛けられている

とは思っていました。

野球部と遊び、野球部と自由、友達と自由、家族と野球部、

そして走ることと遊び…。

でも、ラグビーと野球の天秤もあったなんて。

話し合いの結果、野球部に復帰することが決まりました。

さて、問題はいつから復帰するか。

どうやら復帰することは決めたけれど、1年ぶりの野球部

復帰に、全く不安がないわけではないらしい。

そして、本人が決めたのが昨日の帰宅後!

突然!!

「母ちゃん、今から野球部行って来る。

着替えて行った方がいいかなぁ?

まずはこのままの格好で見てこようかな?」

ステンドグラス教室で、仕事中だった母ちゃんは

「どっちでもいいんじゃな~い?」と一言。

結局ここでも意見を言わない母。

するとしばらくして教室の生徒さんが一言、

「先生!今子どもさんが着替えて走って行きましたよ!」と。

帰宅後、長男はご機嫌で部活の様子を話してくれました。

「母ちゃん、今日はキャッチボールが長男が大人気でさぁ~。

みんなが長男とキャッチボールがしたいって言うんだって。

〇〇くんも、〇〇くんも、〇〇も、〇〇も、〇〇ちゃんも~。

でさぁ、今日は〇〇ちゃんとキャッチボールやった。」

きっと、復帰した時のみんなの反応が一番不安だったと

思うんです。

だけど、みんなが大歓迎してくれて、喜んでくれて、

安心したというか、うれしかったんでしょうね。

まぁ、おチビちゃんのことです。

ここからまた、山あり谷あり、色々あるとは思います。

が、取り合えずは、また自分で一歩を踏み出した長男でした。


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