キミチャレ2015その④

ニジイロマルシェ
10月30日(金)、31日(土)
AM10:00~PM3:00
場所:愛知県瀬戸市大坪町33-1
Nijiiro Lamp工房と庭内

駐車場は葬儀会館 『ティア瀬戸南』さまのご厚意で、第2駐車場をお借りしています。
IMG_9225

 

 

Nijiiro lamp裏面-印刷用


 

キミチャレ挑戦中の長男、その続編です。

 

キミチャレ2015 その①は←コチラ

キミチャレ2015その②は←コチラ

キミチャレ2015 その③は←コチラ

 

中日新聞本社へ行ってきた長男は、その日昨日までの不安はどこへやら?!

と、とても満足そうでした。

新聞社からはたくさんお土産をもらい、作った新聞には中日新聞の広告がいっぱい載っていて、もともとある見学用コースをまわってきたな、とすぐにわかりました。

しかし本人はとても満足していて、「これで僕のキミチャレは終わり」と言っていたので、母ちゃんと父ちゃんはちょっと複雑な気持ちになりました。

 

これでいいのか?

これで終わりでいいのか?

本当の長男のチャレンジは、新聞記者になって、野球選手に取材がしたいんじゃなかったっけ?

まだ新聞社の人に、そのことを伝えてないじゃん。

新聞記者さんのところまで、行ってもないじゃん。

 

実は母ちゃんのお友達には、キミチャレサポーターをやっている人や、キミチャレを発案した人がいて、キミチャレで他の子がどんなにがんばっているかという事を聞く機会がありました。

恥ずかしながら、母ちゃんはどこかで長男にもそうやって頑張ってほしいと思っていたのでした。

それでついつい、最後に父ちゃんと母ちゃんは言ってしまったんです。

「それでいいのか?

それで終わってしまっていいのか?」

そして、言い終わった後、母ちゃんは気がつきました。

ちょっと客観的に自分を見たとき、一体長男に私は何を求めていたんだろうって。

 

最後まで目的を達成する強さ?

果敢に挑戦するたくましさ?

見事に成功を収める長男の姿?

 

いえいえ、違います。

チャレンジすること、たくさんの失敗をすること、そしてその失敗から多くを学び、考え、そしてこれからに生かす力を、育んでほしい。

ただただ、そう願っていたはずでした。

それに気づき、母ちゃんと父ちゃんは、もう一度話し合いました。

今回はこのまま見守ろうと。

長男が決めて始めたことだから、長男が終わりも決めればいい。

最後まで、長男がどうするか信じて見守ろうと。

 

それから1か月半、2学期も始まりキミチャレ報告会が明後日というところまで、日にちが迫ってきました。

しかし、長男は学校の環境作業と重なったため、学校へ行くと決めていました。

その連絡を長男は自分で、学校教育委員会の担当者の方へ電話をしていました。

どうやらそのついでに、報告書の提出を連休明けまで伸ばしてくれるように、頼んでいました。

母はその様子も黙って聞き耳たてつつ、見守っていました。

 

 

するとその夜、担任の先生から連絡が入りました。

どうやらキミチャレの報告書の提出がまだなので、そのことについて電話をくださったようでした。

 

 

しかし母としては、最初から最後まで、サポーターさんや担当者さんとの会話に一切入っていないので、

「はい。本人が、全て担当者さんなどと話し合っている為、私はわかりません。

本人に聞いてください。」

としか言いようがありませんでした。

 

 

ビックリする先生。

「はぁ、そうですか…。」と電話を切られました。

 

 

ただ、最後に長男には、母ちゃんの気持ちだけは伝えたいと思いました。
「キミチャレは、自分で決めて、自分で取り組み方も、終わりも決めた。

だから母ちゃんそのことについては何も言わない。
でも、7月の時点で報告書の提出期限がわかっているのに、それを伸ばしてくれという人を、母ちゃんだったら信頼することはできない。
提出期限というのは約束だから、簡単な理由や自分の都合で、それを破る人を、母ちゃんだったら信頼して、これからその人に何かをお願いしようとか、頼もうとは思わない。」

 

 

親が何かを押し付けるのはよくないのかもしれません。

でも、人の気持ちというものは知っておいてほしい。

そう思いました。
だから母ちゃんは、母ちゃんの意見や気持ちは伝えたい。
そこでもし、互いに考え方が違ったら話し合えばいい。
互いの違いをわかり合おうと努めればいい。

 

 

でもその日の長男は、ずっと後回しにしてきたキミチャレの報告書の製作に取り組んでいました。

翌日、長男が学校へ持って行ったかどうかは確かめませんでしたけどね。
さて、その日長男はキミチャレ報告書を提出できたのでしょうか?!

 

続きはまた後ほど。

 

IMG_0023