こんばんは。
オリジナルステンドグラスのお店「Nijiiro Lamp〔ニジイロランプ〕」やまだ です。
今日は「Nijiiro Lamp ステージ2までの話」の続きのお話。
物件①は”雨になると床下浸水”
物件②は”相続人が20人以上”
そして物件③の家賃の提示額を3万円と決め、大家さんとの話し合いに向かいました。
まず最初に大家さんが驚いたこと。
「えっ!ええーっ!!
お一人ですか?
大丈夫ですか?
ご主人とか一緒じゃなくていいんですか?」
私、「大丈夫ですよ!
これは私の仕事のことなので、私はいつも一人です。」
どうやら女一人で大事な話し合いに挑んだことに相当驚かれていたようだった。
そしていよいよ、家賃のお話。
「色々修理したりする費用もあるので、一月3万円というのはどうでしょう?」
と私が言ったときの、大家さんの驚いた表情は今でも忘れない。
”やっちまったな!”
と思った瞬間でした。
しかし、今更言ってしまったことはしょうがない。
ここからいかに挽回するかが大事だ。
と思いつつ、できることなら「もうちょっとあげてくれませんか?」って大家さんの方から言ってくれないかなぁなんてことも考えました(笑)
が、大家さんは決してそんなことは言いません。
「いくらでもいいですよ。」って先に言ってしまったから、 ”エッ!!” って思っても言いえなくなっちゃったのかなぁ。
なので、この後の交渉は、こんなふうに決めました。
・現状渡し
・大家さんには必要なものだけを持ち出してもらい、古民家に残った家具や食器、不用品、ゴミ、植栽などの撤去や処分は全てこちらでやる。
・掃除や修理は全てこちらで費用を負担する。
・5年間は貸してもらいたいが、その後は1年更新。
・契約書は私が作り、確認、検討していただき、修正が必要であれば話し合って。
・引き渡しは年度末。
と、大家さんにとって負担にならないように、悪い条件にならないようにと、全て話を進めました。
話は、スラスラと決まり、大家さんも
「…それはありがたい! …それはありがたい!」
と言ってくださって、なんとか家賃のことも挽回できたかなと、その日は安堵して帰りました。
そこからは、2ヶ月後の引き渡しに向けて、とにかく動くことになりました。
・リフォーム会社3社に古民家を見てもらい、どこをどう直したら使えるかの見積もりを取る。
・掃除、植栽の処分、巨木の処分、水道屋さん、電気屋さん、浄化槽屋さんにアポを取り、それぞれに修理費用の見積もりを取る。
・ずっと人の出入りがなかった古民家が、急に人の出入りが激しくなったので、ご近所の方に挨拶。
・市役所にココでやりたいことはできるかの確認
・国土交通省から契約書をダウンロードし、今回の契約にあわせた契約書の作成。
・経営相談の先生と商工会議所の担当者の方と連携を取り、補助金申請の書類作成(事業計画書も含む)。
いつもの仕事と、子育てと介護の合間を縫って戦ったこの2ヶ月間は、大変だったけど楽しい時間でした。
見積もりを見る前は、いつもドキドキで、落ち込んだかと思ったら解決策が見つかってワクワクしたり、目標を達成するために動くことは、何の苦でもありませんでした。
引き渡し期日も迫った頃は、ちょうど忘年会シーズン。
しごと塾の仲間たちにも、「来年から古民家に引っ越します!」
と宣言!
”あと2週間で、引っ越しだ〜”
と思っていたある夜、電話は鳴りました。
続く。
「Nijiiro bowl clear ニジイロ ボール クリア」