オリジナルステンドグラスのお店「Nijiiro Lamp〔ニジイロランプ〕」やまだ です。
今日は「Nijiiro Lamp ステージ2までの話」の続きのお話。
見学した物件①は、ご縁がなかったということで諦めることになりました。
しかし、それで店舗探しを諦めることはありませんでした。
むしろ、その悔しさから自分の気持ちを再度確かめることができました。
そこから数ヶ月間、寝る前の1時間は物件探しの時間になりました。
2016年夏、ある不動産屋さんの会員専用ページで出たばかりの物件を見つけました。
自宅から徒歩10分、土地勘のある場所なので、翌日すぐに不動産屋さんに言って、現地を見に行くことにしました。
希望している地域で、広い土地、築50年の倉庫が立っていました。
ただし、利用価値のない大きな竹藪付き。
細い道に囲まれているものの、裏は山、国道から1本入ったところで景色も良く、実はかなり気に入りました。
しかし前回の反省も生かして、後日瀬戸まち空家再生プロジェクトのリーダーさんと経営相談の先生にも現地を見ていただきました。
簡単に言ったら、瀬戸まち空家再生プロジェクトのリーダーさんは「いいんじゃないか」と。
経営相談の先生は、「…」な様子。
そして周りに住んでいる人がどんな人で、ここの土地をどんな風に思っているのかを調べてみました。
実はここ、父の実家のすぐ近くだったので、当時健在だった父に話を聞くと、いろんなことがよくわかりました。
聞けば聞くほどに、周りに住んでる方はいい方で、
そして何より、
もう30年も誰にも使われず、廃屋化してしまったこの場所を、自然に囲まれたこの大好きな場所を、なんとか素敵な場所にしたい!
という思いが強くなりました。
「よし!ここだ!」
そう決めたところからの日々は、嵐のように過ぎ去りました。
①銀行さんに融資の相談
②事業計画書作成→銀行さんへ提出
③役所にこの場所でやりたいことが実現できるか確認
④竹藪を駐車場にした場合の見積もりを取る
⑤倉庫を取り壊し更地にした場合の見積もりを取る
⑥銀行さんにその場所で本当にいいのか、また当時の実績にそぐわない物件ではないかを、再度よく検討するように言われる
ここまでのやり取りの中で、夢と目標はどんどん実現に近づき、だんだん現実になっていきました。
嬉しさもあるけれど、大きな夢が現実になる時、そこには大きな決断と挑戦、そしてリスクと恐れ、怖さや責任の重さがだんだん背中にのしかかってきて、ものすごい重いものを背負ってしまったなと感じることもありました。
それでも自分の覚悟と決意は変わらないのか、何度も何度も自分の気持ちを確認して、そして決めました。
明日、申込書を書きに行く
翌日、一人不動産屋さんに出向き、震えた手を抑えながら申込書に金額とサインを書いたのでした。
続く。
テーブルランプ 「raindrop lime レインドロップ ライム」