おはようございます。
昨日は夕方からおチビちゃん達を連れて、実家に行ってきました。
実は昨日は実家の父と母の44年目の結婚記念日!
夕食は2人でおいしいモノを食べに行こうと予定していたそうですが、父が2人で
おいしいモノを食べるよりも、にぎやかにみんなで食べたいと言い出したそうです。
そこで、普段はほとんどしない買い物に行き、買い慣れないお肉や惣菜を、山盛り
買ってきたらしい…。
それで、父が夕食を作ろうとお米を研いだり、お惣菜をお皿に盛ったり、
お吸い物を作ったそうです。
でも、父は腰が悪く長時間立っていることはできません。
そこで、”もう限界!”と思ったのか、娘の私のところへ、夕方、助っ人要請の
電話が入りました。
行ってみると、腰をかがめながらも台所で確かにご飯事をしている父。
私が来たことに安心したのか、父は指示だけしてようやくイスに腰を
おろしました。
夕食は焼き肉!
本当はステーキを作ると母に言っていたらしく、母はちょっと不満げな様子。
出てきたお肉も、う~ん、確かに我が家には贅沢だが、あまり量が
食べれなくなった父や母はできればいいお肉を少しだけ食べたい。
けれど、やすいお肉が食べきれないほどいっぱい並んじゃった。
お説教をし始めた母に、私は「そりゃ分んないよね。いつも買い物してないと、
何がいくらだと安いのかとか、高いのかとか、ここのお店のこれはおいしいとか、
これはおいしくないとか。でも、お父さんがこんなに自分で考えて
用意したなんて、スゴイじゃん!我が家には贅沢贅沢!!
おいしいよ。ね、二男!」
二男、「うん!」
モリモリ食べる二男を見て、諦めた母。
お次はスイカ、そしてケーキが出てきました。
72歳の父が、お店をはしごして、腰をかがめながら重いスイカを持ったり、
ケーキを頼んでいる様子を想像するだけで、私は父の変わりようにビックリ
しました。
65歳位まで、バリバリ亭主関白で働いてきた父、家事なんてほとんど
しなかったのに、ここ数年は入退院を繰り返して、母に助けられていることや
感謝していることを、言葉には出さないけど、きっと実感しているんだ
と思いました。
そして最後に出てきたケーキがこちら!
Happy Birthday の文字が!
何でも、店員さんにケーキを頼んだはいいけど、「何のお祝いですか?」と
聞かれた時、「結婚記念日」とは恥ずかしくて言えなかったそうです。
それで、「お誕生日ですか?」と言われて、「う、うん…」とうなずいてしまった
そうな。
「名前はどうしますか」と聞かれて「名前はいいです…」と言って買って来たのが
このケーキです。
買ってきたケーキも、父が切り分けてくれました。
私、父がケーキを切り分ける姿は初めて見たかもしれません。
それでも、素敵なお祝いに同席させてもらって、私も幸せのおっそ分けを
いただきました。
結婚44周年、おめでとう!