カテゴリー別アーカイブ: ステンドグラスのお話

ガラスっておいくら万円?

こんばんは。

今日はずっ〜と、自宅にてステンドグラスの型紙を作っておりました。

お気に入りの型紙がまだ完成しておりませんが、まずはブログを ♪

 

 

「ステンドグラスって、どうしてそんなに高価なの?」

という質問を時々伺います。
それには実は、いくつも理由があります。

 

①素材のガラスやその他の材料費の問題

②ステンドグラスの工程 (いくつあると思いますか?)

③技術(腕)

④デザイン・カタチのこと

 

 

その中で、今日は①番についてお話したいと思います。

 

みなさん、ガラスと言われて、さてだいたいステンドグラスのガラスっていくらくらいするものだと思いますか?

想像つかないですよねっ!

実はガラスにも素材によって金額がピンからキリまであります。

ガラスは一坪(30㎝×30㎝)単位で金額を出しているメーカーさんが多いのですが、安いもので一坪1000円位~、高価なものになると何万円もするものまであるんです。

ガラスの種類も何千枚もあるんです。

 

もちろんメーカーさんや種類、色によっても金額は異なりますが、今日は少し簡単な目安をご紹介しますね。
よくイベントなどでお客さまに、「どうして同じカタチなのに、赤色の方は高いの?」、とご質問されることがあります。

それは、同じ種類のガラスでも、大筋として、クリアー、アンバー、グリーン、ブルー、パープルなどのお色に比べて、オレンジやイエロー、レッドなどは割高だからです。

そしてさらにピンク色になるとこれまた別格!

特にゴールドピンクという私が大好きで、ドロップシリーズに入れている、ゴールドピンク系のクリアーガラスは桁が違います(笑)

先ほどお話していたクリアーのガラスなどと比べたら、およそ10倍以上、15倍くらいするものもあるんです。

 

そしてそういう貴重なガラスは、入荷する度、微妙に色の濃さが違ったり、ガラスの流れや柄が微妙に違うので、そのガラスとの出会いは、本当に一期一会なのです。

実は Nijiiro Lamp では、なかなか入荷しないガラスの、この色合いが入荷したらすぐに取り置きをお願いしているものもあります。

だって、その時に確保できないと、もう半年~1年、お船が入ってこないことがあるんです。

しかも半年待って入荷したそのガラスが、想像以上に「配色が濃い!」なんてこともあるんです。

 

 

というわけで、そんな貴重な作家イチオシのガラスが、Nijiiro Lampが作る『Nijiiro drops』シリーズや『Nijiiro bowl』シリーズには必ず入っています。

 

Nijiiro Lampさま-134

 

『私だけの自慢のランプ』

そんな素敵なランプを使って頂きたいから、Nijiiro Lampのガラス選びは、色や柄、ガラス同士の相性や組み合わせなどに、どこよりもこだわっています。

そんなガラスを直接見てみたいという方には、ご予約の上、工房見学もしていただけます。

ガラスの素材の美しさを、是非ご覧くださいね!

お問い合わせはコチラ ↓

shop.nijiiro@gmail.com

info@nijiiro-lamp.com


制作日和!

こんばんは。

実は、昨日気が付きましたが、なんと世間は3連休なのですね?!

みなさんはどこかお出掛けしましたか?
我が家はこんな日に限って、旦那はんは早出出勤。

洗濯係の長男が、洗濯物を貯めよったからに、洗濯物干し係の母ちゃんは、本日山盛りの洗濯物を干しました(笑)

そして午後からはランプの制作、ハンダ作業をしました。

   
 

ハンダってご存知ですか?

私はステンドグラスを始めるまで、ハンダゴテを触ったこともなかったのですが、年代や地域によっては、中学校の技術の授業でハンダゴテを使用したことがある方も多いそうなんです。
ステンドグラスはそんなハンダを用いて、銅のテープにハンダを溶かして付けてを繰り返して作っていきます。

  

溶けたハンダはものすご〜く熱くて、でもすぐに冷めて固まってしまいます。

なので、常に仕上げたい場所の平行を保ちながら、片手でランプを持ち、片手はハンダゴテを持ち、仕上げて行きます。

慌ててハンダを何度も触れば、裏側にハンダが溶け出してしまうし、恐々と触ればハンダがほくろのように付いてしまいます。

こうして生徒さんも、慣れるまでは、このハンダの作業で一番たくさん戦います。

でも生徒さん曰く、一番おもしろいのもハンダだそうです。

そうなんです。

私もハンダが一番好きなんです。

難しい分、腕の見せ所でもある。

だから、戦った分だけ、ちゃ〜んとカタチに出ます。

みなさんもどこかでステンドグラスを見かけたら、是非ハンダを見てみてくださいね!

そして大きなランプは、ず〜っと片手でランプの平行を保てるように支えながら、作業を続けていきます。

そうすると、手首が腱鞘炎になりそうになります(笑)
それでも、出来上がったランプをお客様が点灯した時のことを思い浮かべると、やっぱりこの時間が、楽しくて仕方ありません。
今日もお嫁に行った娘たちは、お客様の元で、元気に働いているかしらん  ♪